2020年度東支部7月例会 開催報告

■日 時
2020年2月19日(水)18時~
■場 所
ウィズ・ザ・スタイル 福岡&Zoom
■テーマ
コロナに負けるな!新しい取組みと新たな道
~アフターコロナ・ウィズコロナで企業はどう変わる~
■報告者
アトモスダイニング株式会社 取締役 齊藤 大作氏
占部大観堂製薬株式会社   取締役 竹谷 聖氏
てらすもあ         代表者 寺下 嘉美氏

①アトモスダイニング㈱ 齊藤 大作氏

当社は福岡市内を中心に飲食店を30店舗展開している。
コロナ禍により外食産業は大打撃を被った。
休業するか営業を続行するかで悩んだ。
続行した結果、休業するよりも赤字が出た。
従来は、会社宴会・常連・新規で売り上げを形成していたが
さらにテイクアウト・デリバリー・通販・個室など幅を広げる必要を感じた。
テイクアウトやデリバリーなど慣れない仕事で苦戦した。
デリバリーでチームを作った。
デリバリーは当社が大事にしているコンセプト「空間」「サービス」「商品」の
中で「商品」が一番大切である。
日々変化する中で、改善を心がけた。
お客様の自宅での食事にも変化が見られた。
社内のデータを数値化した
従業員の育成にさらに力を入れた。
今後は商品やおもてなしの楽しみをより伝えられるようにしていく。
そのために情報を集めるためにアンテナを張っていく。
今一度自社を見直していく。
地域にとって必要な企業となっていきたい。

②占部大観堂製薬㈱ 竹谷 聖氏

当社は230周年を迎えた漢方の老舗です。
私は主に健康食品を取り扱う通販チームを運営おしている。
『黒胡麻にんにく』をアナログ通販で行っている。
ラジオを媒体にして、手書きハガキで返事をしている。
2011年の東日本大震災の時は対応に追われ将来の展望はなかった。
2017年 同友会に入会。
そしてこの度の「コロナ」
3月の経営指針発表会で「仕方ない」とは言わない!変わると決めよう!
現状維持は衰退と同じと考えた。
不変を好む高齢者と思っていた。
顧客ターゲットを従来の60代から50代に引き上げた。
ハガキからデジタルへ。
クレジットカード利用者も増えた。
ラジオ中心からネット通販を増やした。
こうしてアナログ通販からデジタル通販に移行し始めて徐々に成果が出ている。
みんな、安心して楽しみたいと思っている。
異業種にヒントがある。

③てらすもあ 寺下 嘉美氏

法人向けに社員共育・人材育成などの行っている。
実際に対面方式で行っていたのでコロナ禍で仕事が激減した。
自粛中にZoomの研究を徹底してやった。
新たに「オンライン講義の開き方」という講座を開設した。
新しい顧客が生まれた。
エリアが拡大した。
経費が削減できた。
時間が短縮できた。
同友会「ひがしかぜ」企業応援サイトに乗せてみたのがいい経験になった。
新入社員研修用の動画制作を受注した。
小回り、スピード感が強みだと思う。
これからの課題は、環境の整備(大手もいる)、非接触ビジネスへの移行
オンライン講師が増えるだろう。
新規顧客の獲得のために新たなニーズ、お客様の真の満足を叶えることだ。

グループ討議
①自社で変わらなければならないことは?
②変わるために何ができるか

前田座長のまとめ

本日の例会では、コロナ禍において様々な手段が報告されました。
私たちが一番大切(目的)なのは、お客様の満足を得ることです。
どうやったら満足を得られるか(手段)を考えるいい機会になったのではないでしょうか。

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