≪ダイジェスト≫
新春講演会(東支部1月例会 振替)
ビジョンがつくる我が社の10年後
株式会社 ヴィ・クルー 代表取締役 佐藤 全氏(宮城同友会)
父の会社に入社し、経営の立て直しを図りました。再建した後、ベンチャービジネスとして「ヴィ・クルー」を立ち上げました。
経営指針書を作成するにあたり、3つの要素、科学性・社会性・人間性という観点から仕事づくりをしました。
宮城同友会では10年ビジョンをつくろうということになっています。ワクワクするようなビジョンにしようと。これは大ぼらでいいんです。吹いているうちに、5年も経つと中ぼらくらいになってきます。また2,3年すると小ボラくらいになってくるんです。
我が社も「バスのメーカーになる」という10年ビジョンを立てて、具体的なあるべき姿を描いて、一つひとつをどう具体化していくか検証しながら実践し、メーカーになりました。
現在第2章に入っています。「乗れば乗るほど地球にやさしいバスをつくろう」
SWOT分析して、ヒト・モノ・カネ・情報の足りないものをスケジュール化して進めています。
経営指針書発表会は必ずやると決めています。だから社員も必死になります。
社内コミュニケーションは同友会に倣って、グループ討議形式でやっています。
会議は20分と決めています。そうすれば根回しや準備が必要になります。
10年ビジョンと現状のギャップを埋めるために、正しい現状認識が必要です。
大ぼらを吹き続けるうちに、協力する人が出てくるものです。
あるべき姿を社員とともに共有して計画的に進めていくのです。
給料日に手紙を渡します。
じつは、家族の方に見てもらいたい内容です。
安して働ける環境を伝えています。
まとめ
同友会の共同求人・経営指針作成・社員教育の活動があります。これに関わり同友会のど真ん中を歩んでいきましょう。
(文章 菅原 弘)