■日 時
2018年3月19日(月)18時~
■場 所
ウィズ・ザ・スタイル
■テーマ
「新たな分野へ」
~事業拡大を実現する力~
■報告者
株式会社梓書院 代表取締役社長 田村 志朗氏(福友支部)
■内 容
梓書院は母が35歳で立ち上げました。
私は英国に留学して戻って入社しました。
やがて継承します。
改革を始めたのですが、社員が「はぁ?」みたいな顔して辞めていきました。
同友会で学びを深めました。
先輩に言われたのは『ニワトリからの脱却』でした。
ニワトリは朝早くから時を告げる。
それを社員のそばでするのではなく、『時計』を置けばいいのです。
出版業界は右肩下がりです。
自社は何をすべきかを考えました。
出版ではなく、物語を伝える『ものがたりカンパニー』になると決めました。
事業ドメイン(領域)を明確にしました。
無謀な多角化を辞め、ベクトルをそろえる。
広すぎてもダメ、狭すぎてもダメ。
花屋さんは何を売っていますか…花を通して感動を売っています。
既存のお客様の先にある価値観を提供していきましょう。
■グループ討議
「あなたは商品・サービスを通して何を売っているのですか?
また、何を売ったら良いと思いますか?」
熱心な討議が繰り広げられた。
■北村陽一郎座長のまとめ
84名の参加がありました。
本日の例会を通じて、経営にとって経営理念が大切なことが改めて確認できました。
同友会には『経営指針セミナー』があります。
頭の中にあることを成文化することをお勧めします。
グループ討議はいかがだったでしょうか。
自分が何屋さんですか……自分の中で落ちていきましたか。
自分の会社は「何屋さん」なのか?
商品やサービスを販売、提供しているその先に何を売っているのか?
自社を考えるとても深い例会となりました。
また、中原支部体制最後の例会となりました。