こんにちは。
同友会東支部ホームページ『ひがしかぜ』と連動したメルマガに掲載している【コラム】The EAST WINDです。
毎号、福岡同友会におけるトピックや東支部でのエピソードをご紹介してまいります。
今回のテーマは『合成の誤謬(ごびゅう)』です。
飲み会の多い季節です。
幹事が「今日は割り勘にします」と言いました。
それを聞いた参加者は、メニューの中から
自分の食べたいもの・飲みたいものではなく、高いものを頼むようになりました。
その結果、必ずしも飲食したいものを注文したわけでもなく、参加費は高くなりました。
農家の人は「豊作」を願います。
「豊作=収穫量が多い=収穫量に応じて収入が増える」という方程式が頭の中に浮かびます。
しかし、豊作→供給過剰→単価が下がる→収入が大きくならない(場合によっては減る)。
費用削減とエコを兼ねて、リサイクルしたが、結局高いものになりました。
これらは『合成の誤謬』といわれる経済用語の事例です。
ミクロの視点では正しいことも、それが合成されたマクロ(集合量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じることを指します。
これから同友会は「エネルギーシフト」について考えていきます。
ふと、『合成の誤謬』という言葉が頭をよぎりました。
しかし同友会のめざすところは、ズバリ『ビジネスチャンス』です。
新聞で代表理事が「石油」についての座談会の中で、
「わたしたちの会ではエネルギーシフト」について考えています」と明言していました。
今後、このコラムで「エネルギーシフト」について、書いていきたいと思います。
ではまた。